最速のブランディング方法 マスコミとネット発信の考え

2018-03-16

 

私はマスコミ登場を後押ししながらブランディングを進める仕事をしています。
一部に「マスコミなんて時代遅れだ」と考える方々もいます。
それはそれで理解できるのですが、これから10年後までを見据えた話を書いていきます。
私がなぜ、マスコミを重視しているのか理解していただけるように。

 

情報の「収集」「評価」「発信」に分ける

 

現代は忙しい時代です。
情報の収集と評価、そして自身のPR方法に忙しいという意味です。
情報の収集と評価、PRの3つを分け、最速の目標到達への道を考えてみます。

 

情報の収集はもっぱらインターネットが主になりました。
紙媒体の新聞報道やテレビ放送の内容も網羅していますから、ネット中心は当然です。
ほとんどの人が朝から晩まで新しい情報を手にしています。
情報収集はインターネットから。
この流れは変えられないでしょうし、ますます割合が増えていくでしょう。

 

では、情報の評価についてはどうなのか。
この点を見ていきます。
先ほど、情報収集はインターネットだと書きました。
たくさんのネット上の情報から信用できるものを選択して取り込まなければなりません。
どうやって評価しているでしょうか?

 

インターネットに上がる情報は「発信する側の先取り心理」が絡みます。
発信者の意図を読み、しっかりネット情報をチェックして、自分の力に変換しなければなりません。
誰でも発信できる世の中ですし、偽の情報も織り交ざっています。
情報発信に責任が不確かでは評価(信用)はできません。
個人レベルの情報発信は相互チェックがない分、事実確認の漏れも発生します。
あえて世間を騒がせる目的で発信した情報もあり、見極めるのに「時間が掛かる」のが通常です。

 

現代に生きる人はみな忙しいのです。
情報の真偽を確かめるまで時間が掛かっては、評価までの効率は悪くなります。
新聞などが発信したマスメディアの情報は時に一般より遅れますが、発信側の責任が明確なため、
多くの人が「評価できる情報だ」と判断しているのが現状です。
ネットにも上がり、新聞も裏付けした上で発信しているなら「その情報は一定の評価ができる」と、
多くの人が判断して自分の力に変換しているのです。

 

情報収集はネットだが評価は別の方法

 

つまり、情報収集と評価は「同一のチャンネル」ではないのが現代。
近い将来、マスメディアがすべてネット情報に一本化して本気になった時はまた違う状況になるでしょうが、
ここから長くて10年間は「情報収集と評価を別チャンネルで行っている過渡期」だと意識して動く必要があります。

 

一定の評価の意味も2つあります。
1つ目はここまで書いてきたように私も含めた「一般の人が評価する」という意味です。
さらに大事な「評価する側の目線」を考えてください。
国や省庁、あなたが所属する業界や団体からの評価。さらに関係自治体や公的機関からの評価です。

 

 

国や省庁、業界、団体、関係自治体の意思決定者は誰でしょうか?
どんな立場にいて、どのくらいの年齢で、どんな毎日を送っているでしょうか?
そこを考えてもらいたいのです。

 

私のこれまでの経験では、意思決定に重要な地位を占める方々の年齢は50代~60代が主です。
中には70代が頑張っている業界や団体もあるでしょう。
その方々に認めてもらえるかどうかが、あなたやあなたの会社がブランディングするために欠かせません。
最速で自身の夢や目標を叶えるためには、重要な地位を占める方々に響かなければならないのです。

 

新聞を中心にしたマスメディアからの評価が欠かせないと言い続けている理由はそこ。
あなたの動きやベクトルが業界や許認可判断をする中央省庁にも認めてもらい、
最速で達成するためのプロセスに欠かせない階段だと思っています。

 

つまり、インターネット発信でいくら頑張っていても、新聞などのマスメディアに取り上げられない内容なら、
ブランディングへのスピードは上がらない、というのが私の結論。
この忙しい世の中で、大変だとは思いますが、インターネット発信も対メディアへのアプローチも
並行してやり抜かなければ同業他社に大差を付けられません。

 

今後10年間を生き抜くために

 

逆に言えば、ネット発信(SNSも含めて)と対メディアへの発信を並行し続けることができたら、
この混沌とした時代で大きく差を付けられるでしょう。
これは今後数年間の大きなポイントです。
マスコミが次世代の形を模索している現代に生きる経営者の試練かもしれません。

 

今後10年と書きましたが、その先がどうなるのか、私にもまだ分かりません。
10年後の先の情報評価がどうなるのか。マスコミの形がどうなっているのか。
私にはまだ見えないのです。
ここに書く「情報収集と評価、ブランディングへの考え方」は期間限定で最速だという意味です。

 

私は50代半ばです。
日本で現在、業界や団体、経済界などで重要な意思決定をする方々から見れば年下か同年代でしょう。
そして、その業界や団体、経済界で名誉ある地位を占めようと頑張る経営者と同年代だと思います。
私と同年代以上(あるいは前後10年)の方々がいま、やらなければならないブランディングへの道です。
新たな世代が重要な地位を占めるまでの橋渡し役だと思っています。

 

発信相手は「人」「メディア」「検索システム」

 

付け加えて「発信」について。
これは3つの「発信」があると考えてください。

 

 

1つ目は消費者、購買者に対しての発信。さらに次世代の消費者、購買者に対しての発信です。
時代は既にインターネットにシフトしていますから、どんな老舗企業でもネット発信は欠かせません。
相手の年齢、年代、行動、心理を考えながら「伝わる形」で発信する必要があります。

 

2つ目は対メディアです。
マスコミは古いと考えているかもしれませんが、実際に取材して報道する記者は若いと理解してください。
記者の実働年齢は20代から40代です。編集委員などで50代というケースもありますが、それは希です。
ということは、対メディアでも「分かりやすくかみ砕いた表現」が求められるということです。
プレスリリースで情報発信する場合、ニュース判断する記者の年代を意識した表現に工夫するのは当然ですから。

 

ここの流れで、しっかり伝えることができれば、報道につながり、ネット上でも一般の方に拡散してもらえ、
さらに重要な地位を占める意思決定者に認められ、許認可権限のある中央省庁にも認められるのです。

 

3つ目はネット上のあらゆる検索システムへの発信の意識です。
現代はAI(人工知能)を駆使して、ネット広告などを適正化して広告収入に結び付けていますが、
そのプログラムを組むエンジニアの心理、そして、検索システムを事業として成り立たせている経営陣への意識です。
どんな状況にあって、何を意識して動き、何を目指しているのか。
そこを見極めるのは「人間力」だと私は思っています。

 

ここまで長く書きましたが、要は「見えない者の行動や心理、状況を想像できるかどうか」がカギ。
あなたが最速でブランディングできるように。
ネット発信(SNS発信も)で見えない消費者や未来の購読層に受け入れられる発信を目指し、
マスコミの記者が何を望み、何を取り上げたいかを知り、どんな情報提供が良いのかを考え、
検索システムを動かす人たちの動向や心理、状況を想定して進むことが大切です。

 

元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志

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