2018年のメディア取材で意識すること

2018-02-13

 

新年度(4月)が大きな節目に

 

間もなく新年度を迎えます。
マスコミから取材され、大勢に認知され、同業他社に差を付ける。
そんなことを意識している方も多いと思います。
新年度、つまり4月を大きな節目と考えて新たな発信をすることは
とても大きな意味を持っています。
取材する側の体制も大きく変わる時ですから。
今回は2018年のマスコミ登場で意識するべきことを挙げていきます。

 

少し古い話ですが、新聞の新年号を読み解いて分かったことを挙げます。
新聞は日々、新たな情報をどんどんと発信していて、どちらかといえば短期決戦の毎日です。
しかし、年に1回発行する「元日号」は意味合いが違います。
2018年は何に注目するのか。
各紙の編集方針というか取材方針を垣間見ることができます。

 

新聞の元日号を読み解く

 

この新年号のベクトルを感じることは大切です。
パブリシティ(取材されるための働き掛け)はメディア側の意識を読み取っているかどうかが問われます。
企業が何か発信する場合、取材される確率を高められるかどうかにもつながります。
新聞から取材され、報道された場合、その他のメディア記者の目にも触れます。
取材が取材を呼ぶのは、新聞であることが多いのですから、新聞側の意識をどう読み解くのかは大切です。

 

2018年の新聞各紙の「元日号」を読んでいくと、
科学の進歩への期待と、科学の進歩が人を超える不安が入り混じっていました。
人工知能(AI)が進む世の中が本当に幸せなのかどうか分からないという不安です。
日本は人口が減り続けています。税収も減り、福祉に掛かる支出が増える社会になりました。
老後の暮らしがどうなるのか。どう対応したら良いのか。
マスコミ(新聞)を編集する側の問題提起のようにも感じる元日号の記事が目立ちました。

 

 

キーワードは「つなぐ」「つながる」

 

取材する側としては、いつも暗い話ばかりを示したくない訳です。
つまり、マスコミが感じる不安を打ち消すような動きがあれば、明るい話題として読者に示すことができます。
これが2018年に取材を呼び込むポイントです。
とても大切なことですから、この記事を読んだ方は明日以降、そこに意識を持って行ってください。

 

取材されるキーワードは「つながる」「つなぐ」だと私は思っています。
人口が減り、AIが社会の中で重要な役目を担う世の中が間近に迫っています。
AIでは賄えないものは人と人の心を「つなぐ」こと。
そこに焦点を当てて行けば、あなたに多くの取材が舞い込んでくるでしょう。
つなぐのは人と人だけではありません。
世代間をつなぐ。地域をつなぐ。技能を継承する。それらを包括して「つなぐ」と解釈してください。

 

記者との関係もリセット

 

そして、新年度(4月から1年間の区切り)がメディア内でどういう意味を持つのか。
少し解説します。

 

日本の社会が年度で動いています。
新聞社やテレビ局も同様です。
新入社員を迎え、配属先が決まります。
つまり、大きな人事異動があるのが新年度だということです。

 

取材されるかどうかは、実は記者との関係構築と大きく関係します。
一度、取材され、記者と関係を構築できると、別の取材でも取り上げられることが多くなります。
これも著書で書いたことですが、最初の取材が成功するかどうかが大切になるのです。
しかし、先ほども書いたように記者も異動があります。
これまで取材され続けた企業でも、新たにその業界の担当になった記者とはゼロからのスタート。
逆に、これまで取材されたことがない企業も同じ条件ですから、4月は大きな節目なのです。

 

 

また、新年度を節目に紙面展開のリニューアル(紙面改革)があります。
テレビ番組も衣替えをする時期です。
新たな紙面、新たな番組をフレッシュな面々で作るのが新年度ですから、
そこに興味深い話題を提供できれば、取材されることになります。

 

こうして考えていくと、新年度は大切です。
先ほど挙げたように、取材する側の意識は「つなぐ」「つながる」に向いているのですから、
この数十日間で新たなうねりを生み出して、2018年を飛躍の年にしてください。

 

元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志

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