初のマスコミ取材は新聞(一般紙)がありがたい理由

2017-03-08

 

 

マスコミといっても多種多様です。
紙媒体だけでも新聞(一般紙)、業界紙、スポーツ新聞、雑誌(週刊誌、月刊誌、専門雑誌)…。
たくさんありますね。
他にもTV、ラジオ、インターネット上のメディア(WEBニュースなど)があります。

 

新聞記事になった重さを一般の人は意識しないが…

 

この中でも「初めて取材を受ける場合、とてもありがたい」マスメディアは、一般の新聞社です。
その理由を説明します。

現在、一般の人々は、何か情報をつかもうと思った場合、ネット検索をすることが多いでしょう。
しかし、マスコミの記者たち(新聞記者、雑誌記者、テレビ記者たち)は、別のルートで調べます。
当然です。インターネット上に掲載されていることが事実だとは限らないですし、
インターネット上に出た「事実」は、すでにニュースではないのですから。

記者が「調べもの」をする場合に使うのが「記事データベース」です。
これは何かといいますと、過去の新聞記事をデータベース化したものです。
つまり、テレビや雑誌も含めて記者たちは「過去に新聞記事になったかどうか」を重視しているのです。

残念ながら、テレビで放送された番組内容は「記事データベース」に掲載されません。

 

記事データベースにあれば「信用できる」

 

記者が記事データベースを使う場合、いくつか目的があります。
①プレスリリースが来た会社の裏を取る~会社名で記事データベースの検索をします。
②何か取材テーマがあって、当てはまる会社を探す場合~キーワードをいくつか打ち込みます。
③取材すると決まった会社の事前準備のため~資料として印刷します。

③は今回、関係ありません。①と②はつまり、その会社が「信用できるかどうか」ということです。
インターネット上にいくら社名が出ていても、メディアの記者は「信用できる」とは思っていません。
新聞に過去、記事になったかどうかが大切なのです。

これは、新聞社内にある部署「校閲」の存在とも関係します。
新聞は誤報を出さないために、社内の「校閲部門」を通して、さらに複数のチェックをしてから紙面化します。
校閲記者を減らした(省力化、人件費削減の影響も)いまでは、過去のように大きな校閲部は存在しませんが、
この現象がさらに「記事データベース」でヒットするかどうかを記者が重視することにつながっています。

取材に至る流れを想像してください。
①記者が記事を書こうとする会社があった
②記事データベースで会社名やキーワードを検索する
③会社名がヒットして複数の新聞記事が出て来た

この場合、記者は一定の安心感を得て、その会社の取材に臨めるでしょう。
それぞれの新聞社がチェックをして紙面化した会社で、その後も訂正がないことを確認したのですから。
訂正された記事も訂正箇所を示して記事データベースに掲載されています。
地方版(地方面)の記事も収録されます。

つまり、「記事データベース」で他のメディア記者に知られるには、大きな記事の方が良くて、
地方版でしっかり書き込まれた記事がありがたいともいえます。

 

「社会的な校閲」を受けたことにもなる

 

新聞記事になるということは「社会的な校閲を受けた」ことにもなるのです。

私はセミナーなどで「初めてのマスコミ登場をがんばりましょう」と伝えていますが、
具体的には「初めての新聞登場を目指しましょう」という意味です。
新聞に掲載されて、記事データベース上のキーワードとなり、他のメディア記者の取材を呼び込む。
この流れを常に意識して、パブリシティをしてください。
マスコミから取材されたといっても、すべてが同じではないということ。
マスコミ側から見た場合は、新聞記事になったこととテレビ放送されたことは意味が違うのです。

 

元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志

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