プレスリリースとは何か、どう書くのか

2017-07-20

 

A4サイズ1枚に書く

 

マスコミに取材されるために書くのがプレスリリースです。
ニュースリリースという呼び方もします。
マスコミの記者に「ニュースにしてもらうための情報提供」です。
大企業は広報部を通して毎日のようにメディアにプレスリリースを出していますが、
中小企業ではまだまだ実践されていません。
小さな会社でも実践でき、同業他社にメディア露出で差を付けられますから、
プレスリリースの書き方や出し方、ニュースになる方法をぜひ学んでください。

 

プレスリリースの書式は定められていませんが、一般的な書き方はあります。
A4サイズの用紙を縦に置いた状態で横書き。これが一般的です。
枚数にも指定はありません。しかし、私は1枚で書くことを勧めています。
これは「時間の無い記者に素早く取材の判断をさせるため」。
1枚できちんと「これがニュースだ」と示せたら、記者にとってありがたい形ですから。

 

見出し、本文、視覚情報、問い合わせ先

 

私が実際に制作したプレスリリースを掲載します。
参考にしてください。
本当に簡単でシンプルですから。

 

 

 

ここで分かるように、プレスリリースはそれほど格式ばった物ではないのです。
本当にシンプルに書き上げています。たくさんの工夫があるのですが、それを気にさせない作りにしています。
記者が手に取って「30秒で理解できること」が最も大切です。
このプレスリリースを見て、あなたも「やってみよう」と思ってくれることを願っています。

 

大事な点は「何がニュースなのか」を分かりやすく示すこと。
あなたの会社のPRではありません。
記者が欲しいのは「ニュース」です。チラシのようなプレスリリースは厳禁です。

 

私は新聞記者、テレビ局デスクとして約10,000枚のプレスリリースを読みました。
そのほとんどが「商品の説明」「会社のPR」で、消費者(ユーザー)向けの書き方でした。
プレスリリースは記者だけが読む用紙です。
記者しか読まないということは、「ニュースになっているかどうか」が採用されるポイントです。

 

ここをよく分かっていない会社が多いので、民間から出されるプレスリリースの90%はゴミ箱行き。
記者が欲しい情報に変える。
つまり「ニュースに変換する」ことで取材への採用率が急上昇していくと思ってください。

 

さらに取材されるためのプレスリリースの書き方として
「記者の頭に映像を回す」ことを意識してください。
記者がプレスリリースの内容を順を追って映像化していける書き方が理想です。

 

記者に30秒で理解してもらう

 

さきほどの画像で表示したプレスリリースを例にします。
プレスリリースに掲載する内容は<1>見出し<2>本文<3>写真や図、グラフ<4>問い合わせ先
この4点です。すべてにおいて、記者に素早く理解してもらう工夫やテクニックがあります。
ここでは割愛しますが、基本形を覚えてください。
何度も書きますが「記者に30秒で理解してもらう」のがプレスリリースです。

 

<1>の見出し
20字~25字で書くこと(これは記者の心理や慣れを根拠にしています)
2行で言いきれたら良いのですが、3~4行でも構いません。
きちんと記者に伝わるように。ニュース内容から示してください。

 

<2>の本文
結論から書いていき、後ろの文章で補足するスタイルです。
これは新聞記事と同じ書き方。
一般の人は幼いころから「起承転結で書くように」と習っているため、慣れないかもしれません。
時間の無いマスコミの記者は「早く結論が知りたい」のですから、簡潔に、一つの文章を極力短く。

 

<3>の写真や図、グラフなどの視覚情報
初めてプレスリリースを書く場合、文章の出来不出来ではなく、記者に分かってもらうのが先決です。
そのため、写真や図、グラフなどを使って「要はこういうことです」と伝える努力をしましょう。
写真は「物撮り」と呼ばれる商品だけではダメです。
記者は「頭の中で映像を流す」わけですから、あなたが何かやっているような写真がベストです。

 

<4>問い合わせ先
これも疎かにはできません。
記者の立場で考えてください。あなたが記者ならどんな情報が欲しいですか。

 

・会社所在地(郵便番号から)
・会社の固定電話(そこに会社が確かに存在する証拠として)
・会社のホームページ、WEBサイト(そのままのURLを記者は打ち込みません)
この場合、表記はURLを記載した上で(検索⇒荒川岳志 メディア)などと書きます。
記者がウエブサイトを素早く検索して、上位表示かどうかも確認します。
・会社代表者名
・会社の代表メール
・取材の問い合わせ担当者名
・取材の問い合わせ担当者の携帯電話
・取材の問い合わせ担当者のメールアドレス

 

記者が取材で使うのは下の3項目です。
問い合わせの担当者と取材の打ち合わせをするのですから。
しかし、その他の事項もすべて記載してください。
記者に対して「正々堂々と取材に応じます。いつでも取材に応じます」という意思表示です。

 

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志

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