プレスリリースの見出しの付け方

2017-02-05

 

プレスリリースは見出しが最も大切

 

プレスリリースの見出しは、記者に「これがニュースだ」と分からせる大切な文章です。
見出しに惹かれると記者は読み込む力を強め、見出しが弱いと流し読みします。

見出しは、プレスリリースに書いたことを凝縮して表現するわけですから根幹。
プレスリリースは見出し次第だということになります。

さて、このプレスリリースの見出しですが、キャッチコピーではありません。
チラシの宣伝文句でもありません。
事実を分かりやすく表現して、記者にニュース性を伝える文章が見出し。
そう考えると、一語一句が本当に大切で、紛れない表現が求められると分かります。

私もセミナー「マスコミに取材される方法」で、見出しの付け方も説明しています。
しかし、見出しを付ける以前に「ニュースになっていない」ことの方が多いので、
その前段として「どうしたらニュースになるのか」という話に重きを置くことになります。

今回は、その「ニュース性」はクリアしていると仮定して、記者に上手に伝える見出しとは何か。
これについて書いてみます。

 

雑誌やWEBメディアとも共通点がある

 

見出しの付け方で分かりやすい文章を見つけました。
その通りだと思い、さらに私の考えも付け加えて記述します。

女性ファッション誌の今尾朝子さんがタイトルの付け方についてNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で述べた考えを、
ファイナンシャルプランナーの中嶋ゆしふみ氏が書いていました。
とても分かりやすくまとめていました。

今尾氏、中嶋氏の考えは「雑誌の記事タイトルの付け方」について述べたものですが、
これをプレスリリースの見出し作りに取り入れながら、さらにかみ砕いて書きます。

私が理想とする見出しは新聞記者の頭に「これがニュースだと分かる映像を流す」ことです。
新聞記者が記事にすることで、他のメディアもそのままニュースにしたり、別の角度から取材したり、
数多くのメディアにうねりをもたらすのが新聞であるのは、今も変わらないためです。

ですから、雑誌のタイトルが「読者を対象としている」ので、少し違うのですが、今尾氏と中嶋氏の考え方は分かりやすく、
多くの中小企業がマスコミに対してプレスリリースを書く場合の参考にもなるでしょう。

使う言葉をとことん厳選していく。記事が伝えたいことに沿っているかどうか。
これはWEBメディアも同じだ、と。
ヤフーニュースなど13.5文字で表現する中にも通じている。
「濃いワード(言葉)」を使うことを意識して、記事で伝えたいことにいかにフィットさせるかが求められる。

 

プレスリリースはできるだけ記者に近い表現で

 

その通りだと思います。
新聞記事の場合は「主見出しが8文字から9文字で「脇見出しが10文字」の世界。
さらに「かぶせ」と呼ばれる補足の見出しを使いながら、記事を表現していきます。

その世界に慣れ切った記者の頭に「映像を回す」のがプレスリリースです。
私はセミナーでは「できるだけ記者が使う見出しに近い表現でプレスリリースの見出しも付ける」と説明しています。
しかし、一般の人や会社は、新聞を「読者目線で読んでいる」わけですから、なかなか新聞を作る感覚で表現できません。
そこが難しさでもあるのですが、できるだけ新聞の見出しを意識しましょうと伝えています。

私はプレスリリースの添削指導もしています。
特に感じるのが「言葉の曖昧さ」と「適していない言葉で無理な表現をしている」ことです。

なぜ、その言葉を使うのか。その言葉が記事の「濃いワード」になっているのか。
もっとふさわしい言葉は何か。その言葉を使うと、どんな映像が頭に流れるのか。

雑誌の記事タイトルもWEBメディアも共通する見出し作りの作業は、プレスリリースの見出しと共通点が多いと感じました。

 

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント 荒川岳志

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