新聞記事で掲載される本当の効果

2017-11-24

一般から見るとマスコミに大差はなく、新聞もテレビも大勢に知られる点では同じだと思うかもしれません。
雑誌やラジオ出演も本人にとってみれば華々しく、とても大きなことだと感じるのは当然です。
取材する立場のマスコミ内部から見た場合、大きく分けて考えてほしいことがあります。
新聞記事の掲載か、それ以外か。取材する立場から見るとかなり違うので説明します。

 

マスコミが情報収集する手段

 

マスコミ(以下はメディアとします)の記者がどのように情報を集め、取材を判断しているのか。
それぞれのメディアによってアンテナの張り方は違いますが、最低でも「新聞記事」に目を通しています。
新聞の販売部数は右肩下がりで、購読者が高齢者層に偏ってきましたが、それは一般の話。
メディアの記者は仕事で情報を集めている訳ですから、
その情報の正確性がある新聞を読むことは「情報を使う、使わない」に関わらず必須です。

 

 

メディアの報道はそれぞれ「誰に向けて、どんな内容で」という指向が違います。
雑誌の場合は一点集中。
テレビの場合は「分かりやすく、映像が興味深い」報道を心掛けています。
新聞社は販売する地域で最も記者の数が多く、発行するページも多い。情報量も最多です。
他のメディア記者にとって、取材のきっかけになる基礎資料を探す場合、新聞は最適だといえます。

 

テレビ局も使う「記事データベース」

 

例えばテレビ局のキー局が情報番組のため、取材のきっかけになる情報を探すとします。
情報番組の中で、一定のコーナーがあり、そこで紹介する素材を選択すると仮定しましょう。

キー局の記者(あるいは番組制作会社の場合もありますが)は最初に向かうのは
「記事データベース」と呼ばれる検索システム。
日経テレコンが正式名称の「記事データベース」には、新聞社が毎日発行する記事がデータ化され、
国内のあらゆる記事が蓄積されています。
メディア記者にとって、この「記事データベース」は頼れる情報源になってるのです。

 

 

キー局の記者が取材したいテーマを仮に「知られていない秘境の滝」だとします。
記者は「記事データベース」に向かい、キーワードを入れていきます。
この場合は「滝 瀧 秘境 珍しい 発見」などがキーワードになり得ます。
あとは検索表示の方法を「すべてのキーワードを含む」か「どれかのキーワードを含む」の指示だけ。
検索結果が一覧になる仕組みです。

 

検索キーワードが多くなる地方新聞

 

新聞社はそれぞれの事情で「記事データベース」に取り組んだ時期が違いますから、
検索結果が過去のどの年代まで遡れるかは地域差が出ますが、それにしても「基礎資料」としては十分。
放送ずる番組にふさわしい「秘境の滝」をいくつかピックアップしてから、
記者はもっと細部の情報を入手するためにインターネットに向かう、という流れです。

 

私はセミナーで、最初に取材を受けるとしたら「地方新聞が良い」と話します。
その理由は、地方新聞は丁寧で分かりやすい記事を目指しているから。
記事の情報が多い記事は「記事データベース」の検索キーワードも多くなります。
他のメディア記者から探してもらいやすい記事になっているという理由です。

あなたがプレスリリースを出し、地方新聞から取材の申し込みをされたら、とても幸運です。
他のメディアが注目する起点になるわけですから。

 

元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

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